9月23日

稽古日誌をご覧の皆様、はじめまして!

今回初めて参加させていただきます、あいざわりわと申します。
この『ナツヤスミ・ニ・テン・ゼロ』が私の初舞台となります。 どんな舞台になるのか楽しみです!!(…と言い切る余裕はまだありませんが…)

さて、この日やったパントマイム(二人一組でホウキやコードの両端を持って自由に動き、 その後それらを持たずに、しかし持っているように動く)で学んだ事の一つが、「思いきり」です。
一つ一つの動きを確認しながらゆっくりと動く。はたまた激しく引っ張り合いをする。 動きに違いはあれど、どちらも「思いきり」動かなくてはダメなのです。

羞恥心からくる動作の小ささにプラスして、「私はホウキを持っているんだぁ〜」とホウキばかりに意識が行ってしまい、 どうしても体の動きがおざなりになってしまうのです。
「引っ張る」動作一つとっても、ただ腕を引き寄せるのではなく「思いきり」引っ張る(相手の抵抗する力を感じながら力をこめる。 腰の位置はやや低くなり両足は踏ん張っている)事で、どこに力が入っているのか、どの筋肉を使って動いているのかが分かるし、そうやって意識する事で動きを大きく表現し、見る側にそれを伝えることにつながる…のではないかと解釈してみました。自分なりに…。

それから、台本中の二つの場面について稽古をしました。
皆がそれぞれ自分の役について模索中で、そんな中、羽田野さんから「色んなものをそぎ落とし、捨てて、演技をしてみる」という指示がありました。自分のこだわりや考えや思いは、そこに後からくっつけていくのだと。
私はというと、模索中どころか何を探しているのかさえ分からぬまま森の中を彷徨うカオナシとでも言いましょうか。
役や演技に関してもやはり「思いきり」が足りない!と痛感したのでありました。

以上あいざわがお伝えしました、やっぱり「思いきりのない稽古日誌」でした…(涙)。 (あいざわ)

*あいざわは初参加初舞台にして、出演者中最年少。まだまだお行儀良くしている感じなので、これから何が出て来るか楽しみ。 写真は左から稲葉谷、宮島、あいざわ、堀。背中を向けているのはさとう。ほとんどの登場人物にとっては初登場となる場面の稽古。とりあえず動いてみるものの、このシーンでは観客に何をどう印象づけるべきなのか、まだまだ暗中模索五里霧中の面々。(江平@管理人)

     

9月17日

さとうです。
二日酔いです。
頭痛・ムカムカと戦いながら通勤しながら書いています。

というのも、配役も決まったということで昨日(9/17)、稽古も早々に切り上げて打ち入りの飲み会があったのでした。
…決して飲みすぎではなかったはずなのですが。

さて、稽古の方もいよいよ本腰(?)って感じが漂ってきました。
長期戦とのんびり構えていたら気づくと本番まで4ヶ月ちょい。
…早い。

昨日の稽古は打ち入りもあったため、基礎練と脚本の通し読みのみ。

決定したキャストで読むのはやっぱり空気違いますね(単に気の入り様が違うだけかもしれないけど)。
でも流れは見えたけど、全然落とし込めてない自分に遭遇しました。
全体も、ツルツルのたまご肌って感じ。
さてさて、これからどんな風に味付けされ、変わっていくのか(私含めて)とても楽しみです。

メンバー濃いから…。
味付け濃すぎて食べられなくなっちゃったらどうしよう!?

なんちゅうて。
お楽しみに〜♪(さとう)

*写真は左がさとう、右が宮島。「打ち入り」=いよいよ頑張るぞと気勢を上げ結束を高める飲み会のこと。「打ち上げ」と対になる造語と思われる。
 さとうは誤解しているようなので書いておくと、打ち入りのためにわざわざ稽古が早く終わった訳では決してない。祝日は夜遅くまで稽古できる施設が少ないのである。でも次の祝日からは、22時まで稽古できる施設を頑張って確保する予定なので、存分に稽古できるはず。お楽しみに!(江平@管理人)

     

9月8日

役者にとっては待ちに待った配役発表。
あたふたではこれまでに2本の作品で配役発表を見てきたけど(ひとつはスタッフ、ひとつは役者の立場で)
こんなに悩んでいる演出家を初めて見た。

今日もまた、同じ台詞を代わる代わる言わせたり
1人ずつ面談したりと
ギリギリまでお悩みだったご様子。

それも作戦だったのかもしれないが(笑)。

その姿にすっかり騙された役者連中は、結果を聞いて
さらにいろんな思いを抱えたのであった。

その後、思いに浸る暇も与えられず早速稽古。
自分自身は演出家に
「この芝居が面白くなるようにあと100%プラスで出せ」
と言われる。(要は200%)
3年前であればその言葉に動揺していたのだが
実は、今年になってから演出家の言葉が気合の源になっている。

宿題も課題もリスクも多い。でも楽しい。
それが芝居の醍醐味。どきどき。わくわく。るいるい。(稲葉谷)

*写真は配役発表前のもの。役を何度も入れ替えて演技させているところ。左から、稲葉谷、宮島、堀、近藤。どんなあっと驚く配役だったかは、追々この稽古日誌で明らかにされるかもしれないし、もしかしたら本番の舞台まで明らかにされないかもしれない。乞うご期待。(江平@管理人)

     

9月2日

 

配役発表、と言われて久々(!)に稽古に参加。
期待と緊張を抑えつつ、新鮮な顔ぶれに囲まれて肉体訓練・本読みをこなす。
そしていよいよ配役発表!
…は来週に持ち越しとなったのであった。

さてさて、今回はどんな役を演じることになるのだろうか。(Qui-Ta)

*最近長女が誕生したばかりのQui-Ta。育児に家事に(仕事にも)奮闘しているようだ。
 配役発表の予定は来週に延期となったが、せっかくQui-Taも来ているので、出演者同士の理解と信頼感を深める身体ゲームを繰り返す。上の写真は、一方がもう一方を観察(目だけで、あるいは触覚を使って)し、得られた情報(見た目より筋肉がしっかりしている、自分を防御する気持ちが強い、など)を口頭で発表するというもの。左の写真は堀とQui-Ta、右の写真は堀と宮島。(江平@管理人)

     

8月25日

2度目の稽古日誌が回ってきました。
正直、文章力に乏しい自分と致しましては…。

25日の稽古、自分は久しぶりの稽古となりました。
お盆に地元へ帰省していた為、前の週の稽古はお休みを頂いていたのです。
なのでお土産のういろうを稽古場へ持っていき、みなさんに召し上がって頂きました。
それはさておき当日の稽古内容ですが、いつも通り各々アップをし
場所の都合で各々発声練習、そして肉練…。
お盆休みを頂いた分、1分間走を30秒程余計にやってみました。
その30秒の間にジャンプ2回・腕立て伏せ10回を羽田野さんの指令でこなしました。
相変わらず優しいですね(-.-;)

肉練・バランスが終わると、パントマイムをやりました。
扉を開けて入る・掃除機を端から端へと持ち運ぶ・掃除機をかける。
一見簡単そうだけど案外難しいのですよ…。
力が入る所とそうでない所をきっちり見せないと、全然違う事をやってる様にしか見えません。
演出家の意図通り、力の入れ方・抜き方を我が身をもって思い知る一日となりました。(近藤)

*「ういろう」ごちそうさま。(江平@管理人)

     

'07年8月18日

本日は『DANNYさん』こと稲葉谷女史の決意の元、彼女に一切逆らえない他の役者陣の『あだ名』が次々に決められていきました。
いや、ちゃんと皆で話し合ったんですけどね。
各々がどんなあだ名になったかは、別の日の稽古日誌で語られていく事でしょう。
しかし大事なのは、どんなあだ名なのかではなく、いかに澱みなく仲間の名を呼べるか、だと思うわけです。(堀)

*写真は8/19のもの。左が稲葉谷、右が宮島。
 何ヶ月か前に知り合ったばかりの者同士が一つの作品を作り上げる「仲間」になるために、稽古場では地道な試みが日々続けられている。(江平@管理人)

     

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