6月10日

 今日は主役の高崎賢一郎が登場する場面を集中的に練習した。高崎はこのところ仕事が忙しく、出番の多さに比べて稽古量が足りないのが悩みだが、登場する場面を順を追って集中的に練習したおかげで、この役柄が物語の中においてどのような時間を過ごしていくのか体感することができたようだ。
 一人の登場人物は一つの場面の中でも刻々と変化していくし、場面と場面の間の舞台に登場していない時間にも刻々と変化していく。その時間の経過、物語の流れていく様をどう観客に実感させることができるかが課題だ。
 ちなみに脚本は今週ついに完成した。予定より随分遅れての完成となったが、出来は期待通り。この脚本から何を引き出し、どう舞台の上に形作っていくか、わくわくしながら考える毎日だ。稽古期間も実質あと2ヶ月。密度の濃い稽古時間でよりいいものを作っていきたい。(江平@管理人)

6月3日

 今日は初めて通し稽古をやりました。通しといっても脚本が上がっているところまでなのですが。最初は通しをやる予定ではなかったため、初めて動きをつけたシーン等もあり、やっていて訳がわからなくなってしまいました。
 やはり、ドンドン展開していく芝居なので、お客サンはついてこれるのかなと思ってしまいました。が、そんな余計な心配をする前に役者である自分が頭の整理をきちんとしろと反省しております。
 個人的には、今週の稽古で冒頭のショートコントがある程度固まったので一安心でした。しかし、相方に食われすぎな感じなのでこれから反撃に移ろうと思います。なーんちゃって。(江刺)

 *写真は左から高崎、太田尾、池野。舞台美術のプランも固まってきたので、ビニールテープで床にパネルや段差のラインを引いて稽古をしている。(江平@管理人)

5月27日

病気のため、三週間程休んでいたが、本日久々に復帰。
しばらくいなかったせいか、以前見たシーンが全く変わっていた事に驚くばかりであった。
今日の稽古では、リアリティーについて追求すべきなのか、という点が話題にあがった。
どうやったらリアルな演技を見せる事ができるのか、それはその役にとって本当にリアリティーのあるものなのか、など更に疑問な点が浮き彫りにされていった。
この問題を消化していくにはまだ時間がかかりそうだ。
別の場面でもこの問題が度々出てくる予感がするが、そのような状況であっても他のメンバーが黙々と稽古を進める姿勢を目の当たりにし、俺も頑張らねば、と思う一日であった。(松澤)

5月13日

 今日は新しく加わったシーンを本読みし、大まかな動きまでつけてみた。
 このシーンは今回の芝居で初めてほぼ全員が登場する場面だった。各人からこの場面の動きについて色々な面白い案が出され、その中から選んで形にしていった。みんなが登場するので動きをきちんと形にするのに時間がかかったが、こうして多くの案から選び出すことはとても楽しかった。どの案を選択するかによって、その場面が面白いか否か、雲泥の差が現れる。
 ぼくはあまりアイデアが出ない方だが、これからも知恵を絞るだけ絞りまくって、できる限り多くのアイデアを出して、みんなが「面白い!」と思えるようなものを選んでいきたい。
 最後に、前に岩井さんも言っていたが、ホントに変な人が集まったなぁと思った。(高崎)

 *脚本は現在も週刊連載ペースで執筆が続けられている。あとわずかのシーンを残すばかり。どうラストシーンに結びつくのか、待ち遠しい。写真は(左)江刺、(右)高崎。(江平@管理人)

5月6日

 今年もまたゴールデンウィークがやって来た。と思ったら、やはり稽古だった。何だか毎年この時期は稽古しているような気がする。いやなわけではないよ。肉体訓練を続けてやれるのは楽しい。ストレス発散になったり、日頃の悩みも忘れられる。
 台本の続きがガバッともらえると思いきや・・・。数枚だけだった。しかしとてもドラマチックなシーンが登場した。これからも楽しみだ。
 あたふた公演への参加は今回で二度目となるが、やはり強敵ばかりだ。いつものメンバー達にさえ怖じ気づいてしまうのに、岩井さんという私が出合ったことのないタイプの人がいるし。でもがんばるぞ。今までの私がやってこなかった、できなかった表現をしたい。とにかく、他の役者さん方に喰われないようにしようと思ったこの数日であった。(小島)

 *写真は(左)高崎、(右)TAIRA。(江平@管理人)

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