12月23日

日誌の依頼を頂きましたさとうです。
今回は、エチュードたくさんやりました。

・一回に発するセリフは一言だけという条件でのエチュード
・ある文字を含む言葉を使えないという条件でのエチュード
・エチュード中に「ネガティブ」「ポジティブ」の指定が出され、指示される度に、その指定に基づく行動をするエチュード
・ストーリーテラーが話を操作し、それに従って演技を進めるエチュード
・相手のセリフに応えない対応で話を進めるエチュード
・始まりと終わりのセリフを指定されたエチュード

思い返したらまあたくさんやりましたね。
すべてに対するコメントは省略しますが、全体として、それぞれの条件に反しないように気を配るあまり、皆考えてしまい、四苦八苦していた印象でした(特に私^^;)。
見ている側には滑稽なことも多く、爆笑が多々起こりました。

私が好きだったのは、相手のセリフに応えない対応で話を進めるエチュード。
相手のセリフに応えない対応をするということは、本来の「相手を受けて返す」演技とは逆をやることになります。始めは、つまりただ空気を読まないってことか?と思ったけれど、相手のセリフに応えないやりとりにも心の流れがあって、お互いに関係が存在するんだと感じました。

難しかったのは、指定されたセリフで始め、指定されたセリフで終わるように進めるエチュード。
「今日はおばあさんの誕生日だ」から始め、「やっぱり彼は宇宙人だったんだ」で終わるように指定されたときには、ストーリー展開を組み立てられずにオロオロ。日常会話に「やっぱり彼は宇宙人だったんだ」なんてどうやったらでてくるんだ!?
…ところが数日後、私は「やっぱり彼は宇宙人だったんだ」というセリフを日常で口にしました!ちゃんと考えれば組み立てられる可能性はあるんだと実感しています…。

頭を使ってストーリー展開させるのが下手なようで、本日も人一倍四苦八苦していたさとうですが、とりあえず楽しかったです。いっぱい笑ったし。

ということで、以上、さとうでした。(さとう)

*'05年最後のワークショップだったが、またもや私は参加できず残念。'06年はワークショップだけでなく公演に向けての稽古もガンガンやっていきたいものだ。(江平@管理人)

10月22日

 この日の参加者は演出の羽田野を含む6人ということで、今年のワークショップとしては、最高の参加人数だった!

 ところが、毎回やっているヨガの講師を務める江平は風邪で欠席。脚本担当のQui-Taと共に、いつも教えてもらっているヨガを、今までの記憶を頼りにやってみる。その名も「なんちゃってヨガ」。
 瞑想しながら、「これから、なんちゃってヨガを始めます。よろしくお願いします。」なんて、あいさつは立派にやったけど・・・。いつもリラックスして言われるがままにやっているので、次に何をやるか覚えていなかったり、ポーズの形も曖昧だったり。Qui-Taが「こんな形じゃない?」と、体で覚えているポーズを再現してみる。いつもは立ってやるポーズ→座って→横になって、と順序よく体の隅々までリラックスさせるのだが、途中思い出しながら、立ったり、座ったり、また、立ったり、横になったり・・・。リラックスどころか、余計に神経を使ってしまった気がした(笑)。
 いつもは1時間半ぐらいかけて十分に体を温めながらやるはずが、30分ちょっとで終わってしまった。何はともあれ終わり良ければすべて良しなのだ!「これで、なんちゃってヨガを終了します。ありがとうございました。」

 その後は、ゲーム感覚でコニケーションをとったり、エチュードをしたりした。
 まずは羽田野に「力士の家族が海外旅行」「ボディビルダーの家族が記念写真」などとお題を出され、全員でそれを演じる。もちろん、みんな体型は力士やボディビルダーにはほど遠いので、歩き方や仕草や話し方などで表現するのだが、それがなかなか難しい(笑)。やっているときは必死なので頭が回らないが、終わって意見交換をすると「こういう表現の仕方もあったよね。」などと出てくる。
 次は、職業当てゲーム。本人は自分がなんの職業なのか知らされてないが、周りが動作や会話でその人の職業を表現し、なんの職業かを当てる。「先生」という言葉ひとつでも、いろんな職業があるので、周りの行動をよく観察し、会話を聞き、瞬時に見極めるコトが大切だ。
 他には、二人一組になり、相手にキーワードになっていることをさせるゲームなど。たとえば、「相手をジャンプさせる」や「相手にごめんと言わせる」など。相手にキーワ−ドを気づかせず、いかにさりげなく行動させるかといったことが重要になる。

 ゲーム感覚でやるエチュードでも、相手の心理状況を読む力、また、自分の表現力や理解力なども問われるので、普段のさりげない練習がいかに重要かと気づかされるワークショップであった。
 それにしても、早く江平には風邪から復活してもらい、心身共にリラックスするヨガをまたやりたいものだ。このヨガをやったワークショップの夜は、本当にぐっすり眠れるんだなぁ、これが☆(池野)

*次回公演に向けてのミーティングなどは水面下で進めていたが、ワークショップとして集まるのは久しぶりのこの日。だったのに、ひどい風邪でダウン。咳のし過ぎで脇腹が筋肉痛になってしまった。写真が撮れなかったのが残念だが、代わりに池野が詳細な稽古日誌を執筆してくれた。しかし、私がいない時は無理してヨガをやらないで、以前からやっている、もっと自分の身に付いた訓練をやる方がいいのではないかと思う今日この頃である。(江平@管理人)

8月21日

初めまして!本日初めてWS(ワークショップ)に参加させていただき、かつ日誌まで担当させていただくことになりました、多木と申します。
この日のWS参加者は演出の羽田野さん、制作その他の江平さん、そして役者の池野さん、そして私の4人です。

まずは江平さんの指導の下ヨガで身体をほぐしました。
このヨガというもの、初挑戦でしたが、激しい動きをしていないのに身体がポカポカと温まりました。ウォーミングアップで凄くリラックスできました。

その後は発声練習から立ち構え方、7段階で笑ったり、10段階の緊張・弛緩など。そして私はなんとも脚力がないことがありありと判明いたしました。すぐふらふらしてしまいます。これは今後克服すべき課題です!

エチュードもやりました。池野さんと2人でいろんな状況や役柄に挑戦しましたが、どれも凄く楽しかったです!特に楽しかったのは、全く違う最初と最後の状況を決め、何とかして最後の状況に持っていくというもの。ありがちなシチュエーションになってしまいましたが、テンションがどんどん上がるのがわかりました。

そして最後は皆で職業当てクイズ(※下記管理人注参照)をやりました。何だか小さい頃に母や弟とやったクイズに似てて懐かしい感じでした。

そんなこんなであっという間でしたが、とっても充実した時間が過ごせました。参加して良かったです!ありがとうございました!(多木)

*写真は「傘」を中心に話を進めるエチュード(即興芝居)。左が池野、右が多木さん。多木さんは湘南地区で活動する演劇ユット・ムゲン88のメンバー。(ご自身のブログ→「頑張り過ぎない毎日。」)5月に初めてWS参加希望のメールを頂いて以来、お互いの都合が合わなかったり、急に仕事が入ってしまったり、お父さんが倒れてしまったり!(もう回復されたとのことで良かった)と、『君の名は』ばりのスレ違いが続いていた。やっとご対面出来て感無量という感じ。せっかくのご縁、大切にしたいものだ。 
 職業当てクイズ=一人がある職業の人間になり切りる。他のメンバーはその人に様々な質問(例えば「朝は何時頃出勤しましたか」「最近辛かったことは」等)をし、それに対する返答からどんな職業になり切っているかを当てるというもの。(江平@管理人)

7月17日

 どうも。昨年WS(ワークショップ)に参加以来、お声を掛けていただき、ときにひょっこり顔を出しているさとうです。05年度は6月に続き2回目の参加です。
 今日はどなたがいらっしゃるかな?と思っていたら、役者池野氏、演出羽田野氏、制作その他の江平氏、私さとうで全員とのこと。

 あれあれ、少し寂しいなあと思いつつ、江平氏指導のヨガからWSはスタート。・・・私ダンス習ってるんですが、そのくせ体硬いんで、江平氏の体の柔らかさが本当に羨ましいかぎりでした。柔らかくなりたいよぅ。

 今日は、顔だけ、足だけでシチュエーションを演じてみよう、という課題をやりました。台詞一切なしです。
 足、難しかったー・・・。「ラーメン屋に入る」というお題でやったときには、足でラーメン食べちゃったしね。違うっちゅうねんと分かりつつも、足だけで、と言われてどうしようもできない自分がそこにいました。
 また、一緒にやった池野氏とのコミュニケーションが取れないこと取れないこと!相手に集中して相手のやらんとすることを汲み取るのも、これまた難しいなあと改めて思いました。

 最後に、ちょこっと脚本読みをさせてもらいました。数年お芝居離れている私としては、ちょっと嬉しかったです。いろいろ私の演技にダメが入りました。やあ、でもどんぴしゃです。私のおっきな壁でございまして、精進しなきゃと思いました。

 アドリブが苦手で、いつもエチュードなどの基礎練習のときには「どうしよーどうしよー」と頭でっかちになる私ですが、今日は割とリラックスして楽しめたと思います。
 またお邪魔させてくださいーありがとうございました♪(さとう)

*写真は左が池野、右がさとうさん。「映画を観る」というお題を顔だけで演じているところ。一体どんな内容の映画なのだろう。さとうさんは普段は「ハマこい」(「よさこい」の横浜版)のチームで活動中。夏はいろいろなイベントで活躍の予定だ。(江平@管理人)

7月3日

 今日のワークショップ参加者は、演出の羽田野・このサイトの管理者(管理人注:他にも舞台美術・制作など色々担当)の江平・そして池野の三名のみ。

 3人ということもあって、江平が講師でヨガをじっくりゆっくりやる。いろいろなボーズがあり、はたから見たら軽い宗教団体のようだった。しかし、じっくりやると心身ともにリラックスでき、とても穏やかな気分になれた。その後は、発声練習。早口言葉もフルコースで「外郎売」までやったので、少しバテ気味の羽田野であった。

 最後は、池野の集中稽古。少し出来ている次回公演の脚本を題材に、羽田野から演技指導を受ける。
 下手すぎて話にならないと言われて、しょぼーんとした気持ちで稽古を終えた。演技の技術を身に付けるのは難しいと改めて感じる日だった。
 (ワークショップに向かうときはウキウキ気分だったのだが、役者が一人だとやはり集中攻撃を受けるのだった。2年ぶりの舞台復帰。サボっていた自分が悪いので何も言えない・・・・・・・心の叫び)(池野)

*池野には独特の外見、感性、愛嬌、といった魅力があり、いつも観客の皆さんを惹き付けてきたが、技術がそれに追い付いていないところが欠点。この日は長い独り台詞を読んでみたが、テキストから起承転結といった構成・伝えるべき内容・強調すべきポイントなどを捉える読解力と、それを元に演技を組み立てる構成力が足りないと指摘された。一朝一夕に身に付くものではないが、天性の魅力を生かすためにも頑張ってほしい。(江平@管理人)

6月19日

久々のワークショップ参加。

遅れて行くと、江平指導の「YOGA講座」が開かれていた。ゆっくりと呼吸しながら、あちらこちらを伸ばしていく。とても気持ちよさそう。
今回は初参加の方もいたので、呼吸法や発声といった基本メニューも、解説しながら丁寧にこなしていく。
後半はエチュードをいくつかやった。中でも面白かったのは、一人目が職業を決め、二人目以降はその人の動きを見ながら推測し、設定にあった人物になりきって入っていくというもの。
1回目は池野が、ケーキ屋さんという設定。池野の泡立てたクリームが粘っていた(ように見えた)為、私はケーキ屋さんかな?レストランかな?と迷いながら客として入った。
2回目は初参加の石川さんが、フィットネスクラブのインストラクターという設定。しかし、マイクを準備している姿をみて私はカラオケ教室と勘違い!演歌歌手として登場してしまった。
皆で一つのエチュードを作り上げるには、自分の趣旨を相手に読み取らせる力、また相手を観察しその趣旨を読み取る力がいるなぁとつくづく感じた。
しかし、通じ合わないところも、結構笑ってしまったりして楽しいんですけどね。

芝居から離れている私であるが、ワークショップ参加は、
体も心もリフレッシュできて非常に気持ちが良かった。(太田尾)

*写真は上の文中にもあるフィットネスクラブが舞台になったエチュードで、勘違いをした太田尾が演歌歌手として登場した場面。左から初参加の石川さん、太田尾、昨年ワークショップに参加して以来受付などのお手伝いをしてくれているさとうさん、池野。(江平@管理人)

6月5日

 次の公演はあたふたにとって記念すべき第10回公演。座付作家であるところのQui-Taは脚本を担当する。のはもちろんのこと、役者としても参加することになっている。ので、執筆の合間にワークショップにも参加して体を動かす。今日のメニューはまずヨガだ。
 昨年の稽古では基礎訓練に何度かヨガをやったのだが(『サムライパン』稽古日誌7/4(その2)、18参照)、今日の参加者はそのときには出席していなかったので再度レクチャーする。人によって固いところ、柔らかいところは様々。自分の体の特性を把握して演技に生かしたり、その日その日の身体の調子をよくみて力を加減したりするのも大事なことだ。
 Qui-Taが脚本のプロットを持って来たので、後半はそれを読んで意見を交わす。形になっていないものも含めて4つ目の案だ。今まで出てきた案は全て破棄されたわけだが、それらに対して交わされた議論を経て、ようやく彼の中で次第に「今、やりたいこと」の核心が見え、今日のプロットに到達したようだ。このプロットに対しても様々な質問、疑問、肯定意見、否定意見が出されたが、最後には演出家のGOサイン=『じゃ、これで書いて下さい』が出た。早く脚本の形になったものが見たい。我々の本当の仕事はそれからだ!(江平)

2005年5月15日

ついに、ひさしぶりのこのかんかくぅぅぅ!!!
と、いうわけで、今日は10回目の公演に向けての稽古前のウォーミングアップも兼ねたワークショップだった。

自分はこの日をワクワクしながら待っていたのだが、でも、不安もいっぱいあった。
舞台は約2年ぶり。その間、舞台役者としての発声練習はもちろんのこと、腹筋や背筋などもまったくしていなかったのだ。

なにはともあれ、軽く体を慣らすために、各自それぞれ柔軟体操。
一時間ぐらい体を慣らしたあと、久しぶりの発声練習。いいな、この感覚。
でも、大きい声を出すと、つらいし、早口言葉もパッと出てこない・・・・・・汗。

その後は、演出家の指示のもと、パントマイムや表現の遊び。
机拭いたり、窓拭いたり、ドア開けたり。机持ったり、なわとびしたり。
はたまた、自分が洗濯物になったり、花になったり。みんなで自転車やテレビ、いすを表現したりと。

うぉぉぉ!!!そうそう、この感覚だよ。
そして最後は、軽くエチュードを。

でも、ヤバイ。表現者としての勘が鈍くなってる。
感覚をつかむのが非常に難しい・・・・・・・。

まだ、まだ、リハビリが必要と感じる貴重な時間だった。(池野)

*写真は机を拭くパントマイム。左が池野、右は太田尾。池野は第10回公演にも参加予定。古巣のあたふたには3年ぶりの参加だ。太田尾は育児真っ最中のため公演には参加できないが、久しぶりに顔を出して一緒に体を動かした。(江平@管理人)

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