8月14日

二週間ぶりの稽古場。
最近はたまにしか顔を出せないのだが、
皆が稽古場で芝居を作っている姿を見るとやはり心が踊る。
前回来た時より芝居が具体的になっていることもあって、観ていて面白い。

ところで、今回の脚本には世相を反映したネタが数多く出てくる。あまり詳しく書くとネタばれになってしまうので控えるが、「冬ソナ」とか「ロード・オブ・ザ・リング」とか「熊田曜子たん」などである。
私自身はここのところテレビ・映画・雑誌から遠ざかる生活をしているので、話に聞いたことはあっても知らないものがほとんどだ。

役者・演出家にも、全てを網羅している者はいないらしい。それぞれの日常生活の守備範囲が窺えてちょっと楽しい。それにしてもその全てを把握している脚本家は普段どのような生活を送っているのか。あきれるやら、うらやましいやら。

とは言っても、脚本が執筆されたのは04年春から夏。公演の行われる晩秋には、そのネタも賞味期限が切れてしまうかもしれない。そうなれば稽古場で新しいネタに取替えねばならない。がんばれ、「熊田曜子たん」。(江平@管理人)

7月31日

役者7人中3人が休んでしまい少々さびしい稽古場。
それでも「ちょっと通して読んでみようか」と演出家。
その後、2つのシーンを徹底的に議論しながら煮詰める煮詰める煮詰める。

男女の差、個人の差、世代の差。
いろんな意見が飛び交う。
単純な思考回路しかない私には新鮮なモノばかり。

そして少しずつ方向性が見えてくる。

最近、私は演出家に同じことで指摘を受けている。
それは3年前に別の誰かにも言われたことだ。
本人は意識してないだけに性質が悪い。
「力を抜け」・・・・・・ど、ど、どこの? ← 全部です

そして私の中の方向性は未だ見定まらず。ああ、合掌。(稲葉谷)

*写真は左が江刺、右が小島みのり。中出作品では『ペコ』に続き恋人同士という間柄だが、それぞれの人物設定は『ペコ』とは大分違う。ちょっとしたラブシーン(?)もある予定。どう演じてくれるかちょっと楽しみ。(江平@管理人)

7月18日

 近頃寝付きが悪く、まぁ今まで暑かったせいもありますが、夜一人で機嫌が悪いです。
 先日、もうどうにかしてくれー、とぐだぐたしていたところ、稽古で江平さんが指導してくれたヨガを思い出しました。確か安眠効果もあると言っていたような。それで私がやったのはヨガ、ではないな、足の指をひろげるマッサージでした。すぐ眠りにはつながりませんでしたが、気持ちが良かったです。
 いつも感じてるのですが、今回のあたふたの台本も難しそうです。おもしろい作品になるといいな。私も努力したいと思います。(小島)

*私は遠足や劇場仕込みの前の日などは全く寝つけず徹夜してしまったりするタイプなのですが、そんな時もヨガは有効です。活用して下さい。(江平@管理人)

7月4日(その2)

2004年、欲深企画はヨガもやる!!
本日より始まりました。江平女史が自らインストラクターを務めます、ヨガ道場です。
ちなみに”欲深企画”の”深”の読みは「フカ」であって「ブカ」ではないんですよお。
この欲深ヨガ(正式名称はなんだろう?)、かなりのリラックス効果が得られるのだ!
信じていないアタナは、是非江刺氏に聞いて頂きたい。そのヨガパワーについて、熱く詳細に渡って
いつまでも語って下さるに違いない!

欲深ヨガですっかりリラックスして頭が柔らかくなった状態で、台本について演出家&役者陣でミーティング、
というよりブレーンストーミングを行った(結果的に)。
どうしたら○○△に見えるのか?ってゆーか、そもそもこの台本での○○ってなんだあ?
皆で水泳のゴーグルを掛けたらどう見ても○○△になるでしょう!
やっぱー、○○を食べる時ってー、手は使っちゃダメっすよねー?だってー、俺達の手ってー、卑しいじゃないっすか!
等々、私達は奇想天外な意見を次々に出した。私達は出すのみであった。

その後一人一人の役が振り分けられて以来初めて台本読みを数回行った。
そして演出家から、役のイメージと今回達成すべき役者としての課題が言い渡された。
私の課題・・・私は有言実行タイプじゃないので、ここでの記述は控えておこうか。
欲深ヨガでリフレッシュした血行不良がトレードマークの私であるが、この台本読みの時
既に脳みそは酸欠状態。いつにも増してグダグダな台本読みであったなあ〜。
役も決定し、きっと来週からは台本がジャンジャンバリバリ山積みになっていくハズだっていうのに、
この体力の無さはナンナンダあああ!!
眼精疲労に効くヨガってあるんだろうか?視神経の神様EYEs神は何処におるのだろう?
先生、どうにかなりませんか?(大澤)

*稽古場で行ったヨガは、あまりに基礎体力がなくすぐへばってしまう身体を改善するために私が昨年通い始めた、スポーツクラブの「健康ヨガ」というクラスでやっているもの。まあ柔軟運動に毛が生えたようなものだが、身体の内部に意識を集中し、手順を追って時間を掛けてやると、腰痛・肩凝りや疲労、睡眠障害などにも想像以上の効果がある。ヨガに限らず、自分の身体を自分でケアする方法を日常生活に取り入れ、自分の身体に対する感覚を高めておくことは、役者はもちろん全ての人にお勧めしたい。ちなみに「欲深企画」は江平の個人ブランド。写真は7/18のもの。左から小島、Qui-Ta、江刺。(江平@管理人)

7月4日

今週は配役の発表がありました。
まず、毎回恒例の儀式として、各役者にやりたい役ややりたくない役、組みたい役者などのリクエストを起票させ演出家に提出します。
それを演出家が見ながら、困った困ったと悩み、役者を呼んで相談をし、ウンウン唸ってようやく配役が決まります。
しかし、これは儀式だけであって、無駄な行為なのです。
本当は稽古場に来る前に演出家は配役を全部決めてきているのです。
リクエストを書いても一切考慮はされていないのです。
演出家は出演者が決まってから、誰をどの役にすればいい芝居になるか等、すごい労力をかけて配役を決めているそうです。それを簡単にみんなに配役を伝えたらつまらないので、わざともったいぶって配役発表をするのです。自宅で苦悩した姿を、みんなにアピールしたいだけなのです。
優しい役者陣はどうせ決まってんだから、早く言え!と思いつつも、演出家の一大パフォーマンスにつきあってあげております。
とりあえず、配役は決まりましたが、脚本ができてないので、早く続きがよみたいよ〜というところです。(江刺)

*写真は左がTAIRA、右が江刺。配役が決まって本読みにも力が入る。(江平@管理人)

6月26日

台本家もここを[勤務中に]見ているはずなので
心に傷を負わせるようなことはちょっとくらいしかいえないのだが、
正直なところ今回の台本はキャスティングがむつかしいなあと思っていた。
少しはっきりいうと演りたい役がないのである。
あの人がこれかなあというのはあるがそれは「老人」だけなのだ。
今秋の芝居、いったいだれがどうするのだろうと
くだらぬ心配をしていたところ、
なんだかしらないが今日はとりあえず手元に来ている台本を
台本家がとりあえず指定しているシーン順に
あたまから最後までとりあえず読み合わせてみようということになった。

するとあら不思議。
二回くらい読んだあたりで、それまであんまりよくみえていなかった
キャスティングの目星がじんわりと朧気に付きはじめたのである。

あー自分これ演りたいかもしんねー
あいつはこれしかありえねー
でもどーせ役振り家(管理人注:演出家のこと)は先月からとっくにこっちと決めてるにちげーねー
どのみち老人はあいつだからカンケーねー


自分にここまで思わせたなら、これで台本家も安心して成仏だ。
お書きなさい。好きなだけ。
次週、配役決定するってさ。(TAIRA)

*果たしてTAIRAの予想と希望通りの配役だったのかどうか。今度聴いてみよう。(江平@管理人)

6月20日

東京あたふた初参加、演劇初心者の澤田です。
皆さんとの実力の差を埋めるべく日々、あたふたしております。

ゲゼルシャフトとゲマインシャフト(ドイツ語らしい)の違いを区別することから
次回公演「サムライパン」の稽古は出発した、そんな印象であります。
↑初めてこれを読んだ人で、何のことか想像できる人がいたら凄い!!

個人的な課題は山積み!いつになったらまともな演技ができることやら・・・。
 あ〜気が重い!
  最悪だ〜!
   どうしようもないな!
    終わった・・・。(戦闘不能)

次回は堂々としたことが書けるよう、成長してますように。祈るしかない!(笑)
(最終手段の神頼み)(澤田)

*ゲゼルシャフトとゲマインシャフトについては、ここで解説すると長くなりそうなので、興味のある人は検索してみよう。今回の芝居とどう関連しているかは出来上がった芝居を観てのお楽しみ。澤田は4/24のワークショップに参加していた「N君」。最初はスタッフ志望だったが、ワークショップに参加してみたら役者がやりたくなってしまったらしい。(江平@管理人)

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